六爻占い(断易・納甲)入門:しくみと卦の組み立て方
2026年10月24日 更新
六爻占い(六爻、liuyao。納甲、najia とも呼ばれ、日本では断易・五行易として知られます)は、ふつうの易占いと同じ方法で卦を立てますが、読み方はまったく異なります。卦辞や爻辞を解釈する代わりに、すべての爻に天干と地支を配し、各爻に六つの「親」のいずれかの名札を付け、占った月と日に照らしてそれらの爻の強さを測ります。本文による読みが「書物は何と言っているか」を問うのに対し、六爻の読みは「どの爻が自分の事柄を表し、それは今強いのか弱いのか」を問います。
由来
その基本要素は、紀元前一世紀、前漢の学者京房にさかのぼります。京房の名で伝わる注釈書『京氏易伝』(京氏易傳)は、六十四卦を八つの「宮」に分け、その爻に干支を配しています。この体系は京房の八宮のガイドで説明しています。その後の数世紀のあいだに、占い師たちはこれを五行説やコインによる立卦と組み合わせました。宋代の手引き書『火珠林』が、コインを使うこの実践の古典としてよく名前を挙げられます。
今日多くの人が実践している形を定めたのは、清代の二つの手引き書、『増删卜易』(增刪卜易、1690年)と『卜筮正宗』(1709年)です。両者は細かな点でいくつも意見が異なり、さらに古い書物とも食い違います。どれか一つの規則を信用する前に、知っておく価値があります。
六爻占いは、伝統のなかでもはっきり象数の側に属します。その方法と、本文を意味から読む方法との違いは、象数と義理で扱っています。
卦を組み立てる
組み立ては裝卦(そうか)、「卦を装う」と呼ばれます。まずふつうに卦を立てます。三枚のコインの方法で説明しているように三枚のコインを六回投げ、どの爻が老陰・老陽かを記録します。それから次の手順を踏みます。
- 宮を見つける。 どの卦も、八つの純卦の名を持つ八宮のいずれかに属します。宮が卦の五行を決めます(乾・兌は金、震・巽は木、坎は水、離は火、艮・坤は土)。
- 自分と相手を記す。 宮のなかの順番によって、一つの爻が世(shi、自分)、そこから三つ離れた爻が應(ying、応、相手)と決まります。世爻と応爻をご覧ください。
- 干支を配する。 各八卦には決まった干支の組があり、下卦にあるときの組と上卦にあるときの組があります。乾が下卦なら甲子・甲寅・甲辰、上卦なら壬午・壬申・壬戌です。どの地支にも五行があります。子は水、寅は木、辰は土、というようにです(十干と十二支を参照)。
- 六親の名札を付ける。 各爻の五行を宮の五行と比べると、その爻の六親が決まります。父母、兄弟、子孫、妻財、官鬼です。こうして、ある爻がお金、仕事、書類、あるいは人を「表す」ようになります。完全な規則は六親にあります。
- 六神を加える。 六つの「神」(六神——青龍、朱雀、勾陳、騰蛇、白虎、玄武)を、日の天干に対応するものから始めて、下から順に爻に配します。六神は爻に色合いを添えるもので、何かを決めるものではありません。
- 時を記す。 月の地支(月建。節気によって決まります。二十四節気を参照)、日の干支(日辰)、そしてその日が属する旬の二つの「空」の地支(旬空)を書き留めます。
一爻ずつ見る卦の例
寅(とら)の月、甲子の日に第44卦 姤(天風姤。下が巽、上が乾)を得たとします。姤は乾宮の一世の卦なので五行は金、世爻は初爻、応爻は四爻です。上から読みます。
- 上爻:壬戌 土——父母——玄武。
- 五爻:壬申 金——兄弟——白虎。
- 四爻:壬午 火——官鬼——騰蛇——応。
- 三爻:辛酉 金——兄弟——勾陳。
- 二爻:辛亥 水——子孫——朱雀。
- 初爻:辛丑 土——父母——青龍——世。
目につく点が二つあります。第一に、妻財の爻がありません。卦のなかに木の爻が一つもないのです。その場合、伝統は宮の純卦である乾に「伏神」を探します。乾の二爻は甲寅 木、妻財なので、妻財は二爻の下に伏していると言います。第二に、甲子の日は戌と亥を空亡にするので、上爻と二爻は今のところ「空」です。さらに寅の月は木が旺じ、火は生じられ、水は休み、金は囚われ、土はもっとも弱くなります。この卦の金と土の爻は、十分な力を持っていません。
読む:用神、月、日
卦が組み上がったら、読みそのものは三つの問いにかかっています。
- どの爻が自分の事柄か。 問いに応じて用神を選びます。仕事なら官鬼、お金なら妻財、書類や住まいなら父母、というようにです。この選択が方法全体の要です。用神をご覧ください。
- それは強いか。 月の地支と日の地支は、五行にしたがって各爻を生じ、洩らし、剋し、あるいは冲します。季節に合い、日に生じられ、空亡でない用神は好調です。季節を外れ、冲され、空亡の用神は弱いのです。
- 何が動いているか。 変爻はほかの爻に作用し、各変爻の変わった先の地支は「回頭」してそれを助けたり害したりします。
空亡は日から決まります。十の天干が十二の地支と組むので、各旬では二つの地支に天干が付きません。甲子の旬は甲子から癸酉までで、戌と亥が空になります。手引き書は、強い爻、動いている爻、冲された爻については空亡の扱いを緩めており、その例外の当てはめ方は流派によって異なります。
欠けているものに注目してください。卦辞、爻辞、そして十翼です。六爻の読み手は卦の名前にちらりと目をやることはあっても、判断は五行から出てきます。これが二つの実践の本当の違いであり、同じ卦でも、六爻の答えが本文の読みとまったく違って聞こえることがあるのはそのためです。どちらも一度のコイン投げから行えます。ただ、規則を混ぜないようにしてください。
当サイトのツールがすること、しないこと
易占いをすると、コインはサーバー上で暗号論的な乱数源によって投げられ、卦はその瞬間から計算されます。月は正確な節気によって、日はあなた自身の地方時によって決まり、新しい日は午後11時(子の刻の始まり)に始まります。結果のページでは、本文による読みの横に、組み立てた卦——宮、世代、月、日、空亡、そして各爻の干支、六親、六神、世・応の印——が表示されるので、構造をご自身で確かめられます。
詳しい六爻の読みは、さらに先へ進みます。選んだ生活の分野から用神を選び(性別は、恋愛・人間関係の問いで用神を選ぶためだけに尋ねます)、月と日によってその強さを点数化し、必要に応じて伏神を挙げ、各変爻がそれにどう作用するかを説明します。規則は『増删卜易』と『卜筮正宗』に従い、規則の選択はすべてコードに記録されています。文章は、計算されたそれらの事実をもとにAIが書き、事実と照らし合わせて確認しています。
意図的にしていないこともあります。健康の分野はありません。卦身、変爻どうしの三合、空亡や月破の爻がいつ「出る」かの時期は計算しません。強さの点数は記録された経験則であって、古典に定められた数値ではありません。読みは状態を描写するもので、結果や日付を約束するものではありません。
始め方
- 一つのはっきりした問いで卦を立て、それに合う生活の分野を選びます。
- ほかを読む前に、卦のなかで世爻と用神を見つけます。
- 月と日を用神の五行に照らし、空亡かどうかを確かめます。
- そのあとで初めて変爻を読みます。同じ卦の本文による読みは、別の二つ目の意見として取っておきましょう。